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WorkVision®コラム「経営テレスコープ」

Vol.3人材育成には企業の先見性がものを言う

人材は、やはり人財か

企業の3財産が「ヒト・モノ・カネ」と言われ、後に「情報」が加わって4財産と呼ばれるようになった。3つでも4つでも、最初に来るのは「人」。どんな時代でも企業は人を中心に経営を考え、人の能力に事業の成長を映そうとしてきた。つまり、人が成長することで会社そのものが潤うという構図を描いてきたのだ。

人材は、資本としての社員=Human resourceである一方で、使い捨てられる材料と捉えられる変な見方をする場合もあるようだ。それを嫌ってか、人財=Human capitalと表記する傾向が多くなってきたのも事実。教育面のコストをかけ、稼げる人に育ってもらうことで、文字通り企業にとっての財産になることは間違いないが、現実問題として人を育てることは非常に難しい。「自分はやってきたのに、どうして部下はできないのか」と首を傾げる上司も多いはずだ。これは至極当然のことで、仕事で結果を出してきた人の思考を半ば押しつけようとしても、理解できない人もたくさんいるということ。OJT(業務上の教育訓練)やOff‐JT(座学やセミナーなど)にひと味工夫を加えることで、人が育つ違った側面が見えてきてもおかしくない。

人的資源こそ競争力の源

OJTで大切なのは、育成対象のためだけではなく、自分のマネジメントスキルを向上させるためであると発想を変えることだ。疑いの気持ちを抱きながら、つい過保護になってしまってはいけない。必ず成長すると信じ、期待している旨をしっかり伝えることが重要だ。主体性を持ってもらい、一つひとつの仕事で成功/失敗の理由を振り返ってもらうように促したいものだ。また、Off‐JTのスタイルにも変化の兆しが見られる。外部講師を招聘して研修そのものを演出したり、昼間の時間に外部のビジネススクールで受講したりしていたが、技術的に在宅テレワークが可能になったことで、夜間の時間帯を利用したインターネット講習もできるようになった。これは、社内のe‐learningでも同様のことが言える。また、ワークショップ型の講習も人気で、言わばOJTを意識したOff‐JTスタイルが実践されている。もう一つ、人材育成面で忘れてはいけないのがジョブローテーションだろう。この制度そのものが人材育成計画に基づいたものであり、個の能力を引き出す場面をつくり、同時に人材交流ができる。これは新入社員のみならず、幹部候補の人材育成にも効果的だ。

会社は人が育つことで競争力が身に付く。そして、育てるためのアイディアや育てる側の意識には、時代とともに変革が求められるはずだ。まして、人を財産のファーストプライオリティと考えるなら、この考え方は当然ではないだろうか。

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