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負けてたまるか、愛は悪に屈しない。

「○か×か」で答えなさい→「血液型のO型は実はC型だった」→答えは○。
「○か×か」で答えなさい→「チンパンジーの血液型はAかBしかない」→答えは×。このように、日本人は正しいものには「○/マル」、間違いには「×/バツ」を付ける習慣がある。日本は昔から角がないマルを円満の象徴とし、“輪”を争いのない“和”に置き換えるなど、マルを縁起の良いものとしてきた。一方、バツは木や竹で門をバツ字に閉ざす、あるいは磔(はりつけ)を連想させることから、良いイメージを持とうとしなかった。しかし、これは英語圏をはじめ、フランス語・スペイン語・イタリア語圏などの国々では、全く通用しない常識なのだ。英語の mal の語源はラテン語の malus で、正反対の「悪」を意味する。さらにポルトガル語の「malícia/マルーシア」は「ずる賢い」を意味し、サッカーでは反則すれすれで相手を困らせるプレーとして使われる言葉だ。

そんなずる賢く悪意に満ちたマルが、コンピュータ社会を震撼させるようになってきた。「マルウェア/malware」は、まさに不正で有害な動作を実行する意図で作られた悪意だらけのソフトウェア。パソコンの起動停止や画面上に奇妙なメッセージが現れるなど、巧みに攻撃を仕掛けてくる。そんな悪いマルにAIで立ち向かう対策ソフトも登場し、ハイレベルな頭脳合戦が過熱している。しかし、この闘いでは、愛(AI)の力は決して悪に屈することはない。

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